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    <title>俳優：柴俊夫の自然遊歩道 BIG EYES</title>
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    <updated>2010-03-11T11:34:53Z</updated>
    <subtitle>俳優：柴俊夫がお届けする自然遊歩道【BIGEYES】僕と一緒に『旅と自然と環境保護』について考えていきましょう！</subtitle>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イギリスへの道パート７】</title>
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    <published>2009-08-24T06:34:05Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:34:53Z</updated>

    <summary>さァ、美しいビートルズの曲をバックに、美しい湖水地方に向かって車を走らせます。 ...</summary>
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        <![CDATA[<p>さァ、美しいビートルズの曲をバックに、美しい湖水地方に向かって車を走らせます。<br />
詩人ワーズワースは湖水地方の鉄道開発に反対したそうです。<br />
それがこの地方を美しく保っていられる要因のひとつともいわれているわけですが、我々現代人が車で足を踏み入れることには、どんな反応をするんでしょうか？</p>]]>
        <![CDATA[<p>推測するに『排気ガス規制をクリアできる車なら良いのですが、ベストは或るところまで乗り入れたらそこからは歩きまたは馬車による移動にすべきです』というでしょうね。<br />
世界中の環境保護を唱える人たち同様に、彼もきっと！<br />
そんなことがちょっと心にひっかかりながらのドライブ。<br />
道の両側にはストーンウォールがコンクリートの壁に変わっての出現、古いものは３００年前に積み上げられたものもあるそうです。<br />
石を積み上げただけの壁、これが何処に行っても湖水地方では見られるわけですが、これが落ち着くんです。<br />
石が来訪者に語りかけてくるんです・<br />
『私たちは長い間ここにいて自然が壊されないように見守っているんだけど、自由に楽しんで行ってね、自然を！』って。<br />
思わず『ありがとう！ゆっくり見させてもらうね』と答えてしまうほど。</p>

<p>最初に着いた町グラスミアにワーズワースが詩作にふけった家があります。<br />
さすが、ワーズワースが落ち着いたことがある町、自然の中に自然にできた家並みの町という感じです。<br />
ここにはかなりの観光客が入っているはずなのにナゼでしょう？<br />
人の気配というものがあまり感じられないんですね。<br />
バスの停留所がどこにあるかもわからない？長くストレートな道が無いからでしょうか。<br />
答えは、道そのものがそこに住む人たちが生活しやすいが為にできた道だからなのだそうです。<br />
無理に作り上げた道が無いということなのでしょう。<br />
川に湖に釣りに行く為に通っていた小道が、馬車が通れる道に除々に変わっていったように。<br />
そんな町に人が並んでいる場所があるんです。<br />
ジンジャーブレッドのお店です。<br />
湖水地方を歩くのに持ち歩かれた昔ながらのおやつを売っているお店です。<br />
昔から人気があるジンジャーの効いた硬いお菓子、歩くことが好きなイギリス人にとって、保存がきいてエネルギーがある最良のおやつ。<br />
僕も並んで買うことにしました。</p>

<p>なかなか前に進みません。<br />
並んでいるお客と何気なく話し始めると、そのご婦人は、なんとオーストラリアから観光に来ているというじゃありませんか！<br />
僕がオーストラリア１周したことをいうと、目を丸くしながら『あなたは私よりオーストラリアについて詳しいですね。どこか良い場所を紹介してください。私はメルボルンの周り以外、オーストラリアを知らないのよ。何処がお勧め？』と訊くもんですから『オーストラリアは全てエキサイティングで何処を訪れても楽しいことばかりで、ゆとりの人生を送るには最高の国ですね。あなたは素晴らしい国に住んでいらっしゃいますね。』と少し社交辞令も含めて答えると、とても嬉しそうに『Thank&nbsp;you!それじゃもう１周してみては？』というので『そのかわりというわけじゃないんですが、あなたのお国の原点を探る為に、ここイギリスを取材しているんです』というと『私も私自身のルーツを探しに来ているのよ。お互い同じようなことをしているわけね』といいながら僕の目をじっと見つめ『あなたの仕事が良い形になることを祈ります。そして素晴らしい旅ができますよう。』と微笑みながらジンジャーのお菓子を持って、爽やかな空気を残してお店を出て行きました。</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2003.03.10</p>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イギリスへの道パート６】</title>
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    <published>2009-08-24T06:33:31Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:34:21Z</updated>

    <summary>後ろ髪を引かれながら次に向かうはウェールズの北ウェールズ地方のバーマスという町。...</summary>
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        <![CDATA[<p>後ろ髪を引かれながら次に向かうはウェールズの北ウェールズ地方のバーマスという町。<br />
１８９５年ナショナルトラスト創設の最初の土地です。</p>]]>
        <![CDATA[<p>イギリスという国は、ご承知のとおり１８世紀後半産業革命が始まり、自然や歴史的環境が破壊され始めたんです。<br />
その時からイギリス人は失われていくものの大切さにも気が付き始めていたんです。<br />
つまり、革新性と創造性、革新的な技術を不滅の伝統と融合させることのできる英国の才能とでもいうんでしょうか？<br />
当時、バーマスは観光地として賑わい、町も潤っていたのですが、素晴らしい自然が失われないように『アスファルトの道を作ったり、鉄製のベンチなんかを置かないで欲しい』といって寄贈されたのがデイナスオライという丘、ウェエールズ語で"光りの要塞"、ナショナルトラスト創設のきっかけとなった土地なんですって。<br />
僕もその丘に登り、町全体を眺めてみましたが、１００年以上環境が変わっていないことと、その美しさには脱帽させられました。<br />
その精神に賛同した人たち、詩人のワーズワース、ピーターラビットの作者ビクトリアス・ポター、チャーチル、ナイチンゲールなど多くの人々が土地などの所有物をナショナルトラストに寄贈してき、今日に至っているわけです。<br />
凄い！ですよね。<br />
美しい自国を国に頼らず自分達で守ろうなんて。<br />
こんな精神を持ち合わせている国民が多いから美しきイギリスがあるんだなーと納得です。<br />
あっ、そうそう、こんな環境の町の外れに日本から移り住んでBBを営んでいる家族がいたので、我ら一同、一泊お世話になったんです。<br />
このBBのご主人曰く、『イギリス中旅行して、ここが最高の場所だと思ったからここに腰を据えたんです』と。<br />
この人も凄い！</p>

<p>『静かで心澄む美しい夕べだ。神々しい時は、讃嘆に息をのむ尼僧のように静まっている。太陽は大きく静のうちに沈もうとしている。』<br />
１９世紀ロマン派の詩人ワーズワースが読み上げた詩の一節です。<br />
自然をこよなく愛し、ナショナルトラストの心を守り続けた詩人、その詩人が最も愛した湖水地方。<br />
緑と水の溢れる心の故郷。<br />
その土地の３分の１をナショナルトラストが所有して守っているんです。<br />
この地方への旅は僕にとっても初めてなので、嬉しくて嬉しくて！<br />
ある人にいわせると『イングランドで一番美しいかもね！』と。<br />
行くぞ湖水地方、そこを動くでない！！！・・・って感じ。<br />
でもひとつ思い出したことが・・・。<br />
そう、これから先は狂牛病の真っ只中・・・・・？<br />
僕は人間であって牛ではないわけで、食べなければいいわけであって(北の国からの純のモノローグ調)、これから先はステーキはご法度、夢見るだけ！</p>

<p>ウェールズから湖水地方に向かうには、リバプールを外しては行けない訳で、別に通り過ぎてもいいんですが、一応、音楽好きな僕にとってはビートルズに関心があるので立ち寄ることにしました。<br />
１８世紀から今日までこのリバプールの港から何人の人たちが世界へと旅立って行ったのでしょうかね？<br />
ビートルズもその仲間といえるでしょう。<br />
ユニオンジャックを作り上げる基点となった港町、でも今はそのエネルギーは消失しているように感じられます。<br />
時は隆盛という力を持続させない。<br />
まさにそんな図式なんでしょう。<br />
ビートルズ、我が青春期に全盛を誇ったグループ、そのヒット曲の多さに驚かされますが、それ以上に素晴らしいメロディーの数々、２０世紀最高のグループといってもいいんでしょうね？<br />
頭の中を懐かしい曲が駆け巡る、その余韻に浸りながらビートルズ所縁の場所を見て歩く、音楽は時の流れをも逆行させてくれる。<br />
イギリスにいながら日本でのその時代を思い出させてもらう、勿論見ているものはペニーレイン通りにあるポールが行っていた床屋や、リンゴスターの家、ポールが結婚した教会、ジョンの実家などなど。<br />
どうでしょう、普段なら決してやらないスターたちのお家拝見ですが、自分の過去を異国で懐かしむことができるからこそ、興味が沸いたような気もします。<br />
なんていったって、心に残る曲が多いですよねビートルズは！</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2003.02.26</p>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イギリスへの道パート５】</title>
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    <published>2009-08-24T06:32:56Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:33:46Z</updated>

    <summary>さァ、これからナショナルトラスト発祥の地へ向かうことにしたわけですが、その前にま...</summary>
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        <![CDATA[<p>さァ、これからナショナルトラスト発祥の地へ向かうことにしたわけですが、その前にまたまた腹ごしらえ？<br />
いつも思うんですが、人間は何故に一日３回も食事とらなければいけないのか？<br />
時間が無いときでも"食べる"。</p>]]>
        <![CDATA[<p>『一日くらい食べない日があっても』と頭では考えるんですが、お腹が許してくれません。<br />
こと僕に関しては絶対であります！ゴメン！</p>

<p>運河沿いにある【ブーツイン】というPBで食事をとることに決めたのは、またまた僕。<br />
これは日本にいるときから決めいたことなんです。<br />
その理由としては、勿論そのPBが美味しいことが第一条件ですが、そこのサンデーランチをぜひ紹介したいと考えたからです。<br />
"サンデーランチ"、この言葉はそのままの意味でよいのですが、日本の日曜日のお昼ごはんとは大分意味合いが違います。<br />
今日は、曜日が定かでなく旅をしている我々にとっても、実は日曜日なんです。<br />
本来なら休日でのんびり体休めをしたいところですが、『そのサンデーランチを楽しみながら収録するべ～』との提案にスタッフ一同大賛成してくれたんです。</p>

<p>ここでサンデーランチのはじまり、どこが日曜日のお昼ごはんと違うのかご説明させていただきましょうかね！<br />
え～っとだね、サンデーランチの始まりは、日曜日に教会の礼拝から戻った家族が皆で昼食をとることから始まったんだそうです。<br />
今は宗教色は薄れてしまっているんですが、その名残として行われているんだそうです。<br />
日曜日はどこにも出かけず家族とのんびり過ごすのがイギリスの習慣だったんだそうです。<br />
家族を大切にするために。<br />
その形が変形してPBで家族と友達とともに過ごす時間を大切にしているわけです。<br />
普段は食事にお金を使わないイギリス人もサンデーランチには使うようです。</p>

<p>このブーツインは伝統的な料理からニューヨーロピアン料理といわれる最近の料理までメニューが豊富で、老いも若きも楽しんで店の中は客で一杯！<br />
２～３時間は食事タイム。<br />
その後に皆で１時間くらいの散歩を楽しむ。<br />
これが今流のサンデーランチなんだそうです。<br />
でも、我々にはそんな余裕はありませんので、食事を各々がかみしめて、さァ出発。<br />
あ～もっといたかった！</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2003.02.14</p>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イギリスへの道パート４】</title>
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    <published>2009-08-24T06:10:49Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:33:09Z</updated>

    <summary>馬、ドライヴ、舞台、美味しい食事・・・。 こんな爽快な気分を持ち続けながら、さら...</summary>
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        <![CDATA[<p>馬、ドライヴ、舞台、美味しい食事・・・。<br />
こんな爽快な気分を持ち続けながら、さらに北へと向かいました。<br />
途中、コベントリーという街に。</p>]]>
        <![CDATA[<p>実はこの街、２０世紀初頭から自動車産業の中心都市だったんです。<br />
それも今運転しているジャガーの工場があるところなんです。<br />
ってなことですから、僕はファクトリーを見たくなったわけで、当然行くわけです。<br />
そこにはジャガー・ミュージアムがあり、ジャガーの原型、伝説のスポーツカーがずらり。<br />
ヨダレの出る車種ばかりが置いてあって、僕は目が点になってしまいました。<br />
その後、車のできる工程を見せてもらたのですが、驚いたことに、部品をいまだに手で作っているセクションがあって、そこの職人さん達が結構な年配の方々なのに、皆楽しんで仕事をしているということなんです。<br />
歌なんか歌いながらみたいな。<br />
そこに孫が訪ねてきて会話をしたりしているんです。<br />
規則でしばりつけ、とらわれすぎている日本では考えられない光景を見たわけですが、不思議には思いませんでした。<br />
何故ならそれが自然なことだと思えたからです。<br />
『これぞイギリス！』って。<br />
近代化された生産システムの中に、伝統の良さを残した工程をいまだに取り入れているんです。<br />
木目のパネル版、デスク、ドアー。<br />
こんなところにジャガー本来の味があるんだと思いました。<br />
また乗りたくなってしまいました。</p>

<p>そんな気持ちを噛み締めながら、再びジャガーＸのハンドルを握ること３０～４０分、途中にはナショナルトラストの看板がいくつも目に入ってきました。<br />
『一人の１万ポンドより１万人の１ポンドを』<br />
これを見てやはりナショナルトラスト発祥の地へ行こうということとなったのです。<br />
でもその前に夕食を！（こればっか）<br />
予定していた僕のお勧めのPBレストラン『BOOT
INN』リバーサイドにある洒落たPBへ。<br />
あっそうだ、今夜はどこにとまろうかな？</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2003.01.05</p>
]]>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イギリスへの道パート３】</title>
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    <published>2009-08-24T06:10:16Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:32:32Z</updated>

    <summary>B＆B老婦人とお別れの抱擁をして、次の目的地コッツウォルズへ車を走らせました。 ...</summary>
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        <![CDATA[<p>B＆B老婦人とお別れの抱擁をして、次の目的地コッツウォルズへ車を走らせました。<br />
そこでは久々の乗馬を楽しんだんです。<br />
イギリスの田舎に行くと乗馬クラブがあちこちにあって、かなりの人達が馬と楽しんでいる光景を目にすることが多いんです。<br />
それも女の子達が。</p>]]>
        <![CDATA[<p>これはどうやら教育の一環で、イギリス淑女のたしなみのようです。<br />
馬に乗り丘を越え静かな景観を楽しみながら小さな村を訪ね、そこでティータイムをとる。<br />
動物と接しながら自然の中で遊ぶ。<br />
これぞ癒しそのもの、少し滞在したくなってしまいました。<br />
が、ストラットフォードでのランチの魅力に負けたので（弱い）、車に乗り換えて田園の田舎道を走りました。<br />
でもこれも、馬に負けないくらい気分の良いことなんです、僕にとっては！<br />
だってその道の小さなカーブをドライヴすると、なんともいいようが無いくらいいい気持ちになるんです。<br />
ものは試し、機会があれば一度運転してみてください、もちろん国際免許を持ってですが。<br />
そんな爽快な気分とランチへの期待に胸を膨らませながら、小さな川、運河のような川の石橋を渡ってストラットフォードの街へ。</p>

<p>この街はシェークスピアの生まれ故郷、生家があり、ロイヤルシェークスピア劇場などがあるので、かなりの観光客がバスで入ってきます。<br />
街全体に人が多く、都会化しているんです。<br />
こういうところはあまり好きじゃないんで、早々と引き上げることに決めました。<br />
でもその前にランチを！（かなり期待）<br />
なんといっても食い意地の張っている僕ですから（ホントに期待）。<br />
決まりは決まり、朝からの決定事項（ものすごく期待）。<br />
そう、イタリア料理を食べるんです。<br />
前にも何回か来て美味い店だと知ってるので、まさかパスするわけにはいきません。<br />
イタリア料理、まァ、昼ですからパスタとピザと軽いミート程度なんですが。<br />
えっ？<br />
あっ、そう？<br />
これだけ食べれば十分ですかねェ？<br />
そして、食事を楽しんでいる間に、話題がシェークスピアの話になり、ポロリと『一度シェークスピアの舞台に立ってみたいなァ』なんていう思いを口走ったら、じゃァそれを撮ろうということになってしまいました。<br />
ストラットフォードにあるロイヤル・シェークスピア劇場は、同じビルディングに３つの劇場があり、毎日違った演目が劇団員によって演じられています。<br />
もちろん、シェークスピアの戯曲です。<br />
チケットは平均すると２５ポンドくらい、日本円にして5,000円ってところです。<br />
老いも若きも皆が古典の舞台を楽しむ劇場なんですね。</p>

<p>スタッフの交渉の結果、メインホールの舞台で撮ることになりました。<br />
中は昔のグローブ座のようになっています。<br />
円形の観客席が３階まであり、キャパシティは７００～８００席といったところでしょうか。<br />
非常に見やすく聞きやすい劇場でした。<br />
前に観客として観た時には。<br />
今回は座付きの照明さんの協力で舞台センターに照明をスポットで入れてもらい、そこに立って声を出すことができたんですが、いつもと何かが違うんです。<br />
一種の憧れがそう感じさせているようでした。<br />
本当に気持ちが良かったです。<br />
駄洒落をいっていても、やはり僕は役者なんだと確認！！！</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.12.27</p>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イギリスへの道パート２】</title>
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    <published>2009-08-24T06:09:32Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:30:06Z</updated>

    <summary>ありました、ありました、優しいおばァさんが一人でやっている２００年くらい経つ家の...</summary>
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        <![CDATA[<p>ありました、ありました、優しいおばァさんが一人でやっている２００年くらい経つ家のB＆Bが！<br />
最初に、今日泊まれるか訪ねると、一部屋だけあるというので、まず、部屋を見せてもらいました。</p>]]>
        <![CDATA[<p>B＆Bにもかかわらず、ホテルでも部屋を最初に見せてもらうことは当たり前のことなんですよね。<br />
でも、日本人はおとなしいですから、大抵見もしないでOK出して、後で文句をいったりしている人がいますよね。<br />
見せてもらったらそれがなんと、中世のイギリス映画に出てくるような、キュートで清潔な部屋なんですね。<br />
お値段は６０ポンド、ちょっと高いのですが、こんな部屋には当分泊まれそうもないだろうと思い、お願いして泊めてもらうことにしました。</p>

<p>その時すでに夜の９時、オナカが空いて声も出ない状態でした。<br />
とりあえず荷物を部屋に入れ、おばァさんお勧めのＰＢに夕食を食べに出かけました。<br />
B＆Bというのは前もって電話で予約し、ディナーをとれるか聞いた上で頼めば、作ってくれるところもあるんですが、なにせ今日は行き当たりばったりなんで、とりあえずPBへ。</p>

<p>僕はイギリスへ来るとPBが好きで良く行くんですが、この日のPBはレストランに近いような素晴らしいところだったんです。<br />
テーブルが庭の大樹の下にあって、その上にキャンドルが置いてあり、その薄明かりでワインを飲み食事をとる、楽しい会話を交わす。<br />
これこそ中世イギリス、至福の時！<br />
この日はあんまり気分が良いので１２時過ぎまで飲んでしまいました。<br />
皆さん、目を閉じてその状況を思い浮かべてください！</p>

<p> そして翌朝、B＆B独自のブレックファーストをいただいたんです。<br />
焼きたてのブレッド、自家製ジャム、焼いたベーコン、卵、マッシュルーム、トマト・・・。<br />
そしてティー、フルーツ、ヨーグルト。<br />
信じられないような量の朝食。<br />
美味いこと美味いこと！<br />
昨夜目一杯食べたのに入ることといったら、摩訶不思議。</p>

<p>これだけの量が出るには訳があるんだそうです。<br />
泊まる客が観光に出かけると、決まった時間にランチがとれないことがあるので、軽いビスケットくらいでディナーまで待つようにとの配慮からだそうです。<br />
嬉しいじゃないですか！<br />
あんまりここの食事が美味しかったので、僕はある質問を優しいオーナーにぶつけてみたくなりました。<br />
『僕の国ではこの国の料理は美味しくないというのが定説なんだけど、本当にそうなのでしょうか？』と。<br />
すると間髪いれずに、『それは本当のイギリス料理を口にしたことがない人がいうことよ、もしそんなことをいう人があなたの周りにいるのなら私のところにすぐ連れてらっしゃい、美味しいイギリス料理を食べさせるから！』と、かなりの剣幕でいわれてしまいました。<br />
そうなんです、僕も最近というより前から思っていたのですが、レストランの食べ物は確かにあまり美味いとは思いませんでしたが、家庭料理はそこそこいけるんですよね。<br />
それに、最近のPBなんかでとる料理は、とても美味しく感じているんですが。<br />
伝統を重んじるイギリスの淑女らしい答えに僕は、微笑みを隠せませんでした。<br />
何故って、僕自身もその答えを期待してたからですよ。</p>

<p>これは後でわかったことなのですが、この老婦人、その時ガンと闘っているということでした。<br />
そんな状態で、体調もそれほど良くないのに我々に対してベストのおもてなしをしてくれたことに、心から感謝しています。<br />
ありがとう！<br />
近いうち機会が出来たら、是非もう一度お会いしたいと思ってます。<br />
これぞ強気イギリス婦人、万歳！</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.12.05</p>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イギリスへの道パート１】</title>
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    <published>2009-08-24T06:08:35Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:29:32Z</updated>

    <summary>&quot;イギリスへどんな形で入国するか&quot; 今回はこれにちょっとこだわってみました。 勿...</summary>
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        <![CDATA[<p>"イギリスへどんな形で入国するか"<br />
今回はこれにちょっとこだわってみました。<br />
勿論、ヒースローに到着しロンドンに入るというノーマルなルートも考えましたが、その昔、船でグレートブリテンに入った歴史的先人達のようにドーバー海峡を渡ろうと決めました。<br />
では何故に海を渡るのか？<br />
それは僕がオーストラリアを一周したことから始まります・・・。</p>]]>
        <![CDATA[<p>１５世紀、オーストラリアにはイギリスからの移民が渡ってきました。<br />
そしてその移民達が中心となってオーストラリアという多民族国家を作り上げた訳です。<br />
そのオーストラリアを長い間旅していて、<br />
『この国の人々の考え方の原点はどこにあるんだろう？人間と自然の共存の中に生まれる、フェアゴーの精神（簡単にいうと、"みんなフェアーにやっているか"ということなんですが）の源はどこに？』という疑問が生まれてきたんです。<br />
そうなると、ルーツを探したくなるのが僕、柴俊夫なんですねェ。<br />
それがグレートブリテンにあるらしいということなんですから、これは行かないわけにはいきません。<br />
そして、どうせやるなら昔のように海からその国に入るという時代的な方法をとるのがベストだと思い込んだ訳です。<br />
ノスタルジックな手法とでもいうのでしょうかね？<br />
で、海を渡ることにしたということです。</p>

<p>まずフランス側、カレーの断崖からグレートブリテンを眺め、感傷に浸る。<br />
行くぞイギリスよ！待っててくれ！なんて・・・。<br />
もちろん、これまでにも何度も何度も訪れているイギリスなんですが、今回は今までと違ってモチベーションが数倍高いところにあることに、自分でも驚いてしまいました。<br />
<br />
フェリーに乗ること１時間ちょっと、目の前に悠然とそびえる白い断崖が飛び込んできました。<br />
通称、"ホワイトクリフ"。<br />
グレートブリテン島の古い呼び名は『アルビオン』。<br />
ラテン語で『白い国』という意味らしいんですが、多分、初めてこの国に入った異国の人達があまりにも印象的だったので、そう名付けたのでしょう。<br />
残念ながらその日は天気が悪く、光りが少ないせいか『白い国』と感じることはできませんでしたが。<br />
因みに今ではユーロトンネルだと２０分くらいでドーバー海峡を渡ることができるんです。<br />
青函トンネルを走る電車のように、車を載せる方法で。<br />
あっ、そうそう、この時イギリスでは狂牛病が流行っていたので、車は電車に載せる前に消毒液のプールを通過しなければいけないとのことでした。<br />
この時点まですっかり忘れていたのですが、日本を発つ時、『狂牛病の真っ只中の地方に向かうのだから、牛肉を食べるのだけは避けようね』と、スタッフの間では暗黙の了解ができていました。<br />
そして、今回のイギリスの旅の心のありかたとしては心に贅沢な旅をすること、つまり、高級ホテルに泊まり、買い物をしてということではなく、自分で探すB＆Bに泊まり、のんびりとゆったりと移動しながら、何故イギリスは美しいのかを探ること。<br />
<br />
本来なら、まずロンドンを紹介して前に進むのが道筋なのですが、大都会を好きになれない僕は、ロンドンを通過点ということにして、ロンドンから西へ２時間、ハートオブイングランドとして親しまれているコッツウォルズ地方へと車を走らせました。<br />
因みに今回乗る車は、イギリスを代表するジャガーのＸタイプというやつです。<br />
これも僕のこだわりからで、好きなジャガーで田園地方をドライヴするというのが前からの夢でもあったんです。<br />
そうですよね、イギリスに来たらイギリスの車に乗らなきゃね！？<br />
日本車やドイツ車じゃ気分が乗らないじゃないですか。<br />
結構気分を大事にするタイプなので、ディレクターにお願いしたんです。</p>

<p>気持ちの良い田園風景を窓外に見ながらの約２時間、徐々に自分がイギリスに同化していくようで、嬉しくなっていくんです。へへへ。<br />
時たま車内に入れる爽やかな風を気持ちよく受けながら、レイコックという２００年前から変らぬたたずまいの小さな村に到着しました。<br />
ここは、ナショナルトラストが保護している素敵な村なんです。<br />
ナショナルトラストとは、歴史的な遺産や美しい自然を保護することを目的に１００年前に創設された民間の組織なのですが、ここは初期のナショナルトラストが手掛けた村なのだそうです。<br />
無秩序な開発から自然を護るために、民間人がお金を出し合って所有者になり維持していく、美しい自然はいつまでも共有地として私物化しないという精神が貫かれているんです。<br />
今では所有している土地の広さは大阪府にも匹敵するんだそうです。<br />
そして驚くことに会員は２５０万人を超えているんです。<br />
正確な数字ではないんですが、日本ナショナルトラストの会員は１万人にも満たないそうで、残念無念！！<br />
土地が高いせいもありますが、日本という民族性を考えると、まァそれだけじゃないでしょうがね。<br />
ナショナルトラストの仕事はまだまだあって、古い屋敷を保存したり、町全体の景観を護ったり、個人の家の修理に立ち会ったり、『規定から外れないように』環境に良いグッズを売ったり、と。<br />
などなどなど、レイコックの村はトラストを代表するところなので、村の中を歩いていると２００年前にタイムスリップしているようだし、何故か心が落ち着くんです。<br />
『今日はこの町の一番古いB＆Bに泊まるぞ！！』と決め、探しはじめました。</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.11.28</p>
]]>
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    <title>伝統の国イギリスへ【イントロダクション】</title>
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    <published>2009-08-24T06:05:18Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:28:55Z</updated>

    <summary>本来は『オーストラリア１周』の後に、『イギリス篇～PART１～』から始めるつもり...</summary>
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        <![CDATA[<p>本来は『オーストラリア１周』の後に、『イギリス篇～PART１～』から始めるつもりだったのですが、"道浪漫"での放送もあることですし、リアルタイムの方が皆さんも楽しめると思い、『伝統の国イギリスへ～イントロダクション～』としてアップしました。<br />
いずれ、本編PART１、PART２としてアップしていきます。</p>]]>
        <![CDATA[<p>先ず、何故、僕がイギリスを選んだかです。<br />
これまで僕はイギリスを何度も訪れて、そうですね、ホームステイしたくらいですから、かなりいろいろと知識を持っていたわけです。<br />
それなのにまた何故？<br />
それは『好きだから！』<br />
そう、"好きだからもっと深く知りたい"、そんな探究心が第一の要因です。<br />
それと、オーストラリア１周したことにより、その国の大半を占める人々のルーツを知りたくなったということなんです。<br />
ですから、イギリスに入国する時の形にもちょっとこだわりました。<br />
大陸側から、それも歴史的にいつも意識しあった国、フランスからの入国です。<br />
ドーバー海峡をカレイから見て船で渡り、白い壁の国グレートブリテンへ。</p>

<p>ここでまず話しておかなければいけないことがあります。<br />
それは、４０歳になる以前は、イギリスという国が大嫌いで、まるで興味が無かったということです。<br />
今考えれば、ただ、ただ、人からいわれたことを鵜呑みにして毛嫌いしていたに過ぎません。<br />
『イギリスという国はいつも天気が悪く、雲が暗く垂れ下がって寒い。食事も不味く、滞在していると痩せてしまう。人々はプライドが高く、日本人なんて見下ろされてしまう。』と。<br />
でもやはり、何でも経験してみないとわからないものです。<br />
勿論、最初の印象というものは大事ですが。<br />
ラッキーなことに、初めて訪問した時の友達が、『友達の紹介でガイドをお願いした人、でもその方はプロのガイドではありません』という、素晴らしいイギリスのジェントルマンだったんです。<br />
まだその頃は、残念ながら人を頼りにしなければその国に馴染めなかったんですね。<br />
しかし、人の影響によってこんなにイメージが変わるのかっていうくらい、イギリスは僕に近づいたんです。<br />
それからは、もう少し知りたい、あそこを訪れてみたいと欲が出てきて、そんなことをしているうちにイギリスにハマったわけです。</p>

<p>ここでイギリスが好きな訳を羅列してみたいと思います。<br />
安易な方法で申し訳ありませんが、概略だからいいでしょう？<br />
ねっ、皆さん？<br />
１．道に趣きがある。<br />
丘が多いせいか、変化に富んだいろいろな顔を持つ道があって飽きない。<br />
そんな道を音楽を聴きながらドライブをしていると、気持ちがゆったりしてきて、更に前に行きたくなる。<br />
夢の彼方へでも行く感じになるんです。<br />
日本の４分の３の国土なのに、山が少なく全てに広く感じるせいもあるのでしょう。<br />
でも、ロンドン、バーミンガム、リバプール、グラスゴーなど、大都会周辺はどの都会と比べても一緒ですが。<br />
それでも、ちょっと離れただけでそんな道を楽しむことができます。<br />
この国の道は、生活の必要性から出来たものなので、真っ直ぐの道が少なく、自然と上手く調和しているので、美しい道が多いんです。<br />
それに、地方、ウェールズ、湖水地方、ローランド、ハイランドなどは、ストーンウォールが仕切りを作っているので昔ながらの雰囲気を残してて、歩いたりするとタイムスリップしたような気持ちになります。<br />
勿論、家並みにも規制があるので、何百年と変われなかったせいもあったのですが。<br />
何故、道がこれほどイギリスを好きにさせる要因なのかというと、皆さんも車で走ってみればわかります。<br />
本当にイギリスならではの景色なんです。<br />
あっ、それと、海岸近くの道のことですが、道の上に海があり、その上にどんよりした雲がある。<br />
こんな景色もイギリスならではのものであり、決して忘れることのできないものです。<br />
これらの景色は、イギリスを訪れると必ず見てみたいもののひとつなってしまいました。<br />
皆さんも想像してみてください。<br />
そう、ピーターラビットの絵本に出てくる景色ですよ。</p>

<p>２．伝統と革新を常に大切にし、国の在り方に誇りを持っている。<br />
イギリス人はケチです。<br />
なかなかお金を出そうとしません。<br />
でも、ドケチではないんです。<br />
日常が質素なのでそう見えるんですね。<br />
食べることにあまりお金を使おうとはしません、普段は。<br />
でも、サンデーランチなどには、普段の２倍、３倍のお金を使い、皆で楽しみます。<br />
まァ、使いどころを心得ているという方が正しいのでしょう。<br />
こんな人達ですから、古いものを大事にしますね。<br />
家なんかは１００年、２００年、３００年と使いますからね。<br />
これは、石の文化圏ということで、石で作られた家なので長持ちするのが当たり前なのですが、それでも綺麗に修理しながら、"後１００年以上は"という気持ちは充分に計り知ることができます。<br />
また食事のことになりますが、僕がエジンバラにホームステイした時のことですが、あまりの量の少なさに３週間で４キロ近く痩せてしまったんです。<br />
何ていったって、日本にいる時の半分の量しか取れないのですから。<br />
お腹が空いて空いて、眠れないほどでした。<br />
でも、体調はすこぶる良かったんです。<br />
頭を使うにも最高の状態を保持でき、勉強もはかどりました！？<br />
先ず、衣食住から捉えるのがベストの方法だと思い、身近なことから書いたわけですが、物を大切に長く使うことは、人々が質の良い物を求めているということです。<br />
つまり、多少高くても、それに合った物を作ることが、ブランド品を作り上げるということなのだそうです。<br />
形、美しさ、勿論そのことも大事なことではありますが、使う側にとって全てにプラスになることを考慮して作り上げたものが"ブランド品"なのです。<br />
人気のある商品、すなわち、ブランド品。<br />
ちょっと僕達も一度考える余地がありそうですね。<br />
何かそんな考え方をすると、イギリス人の食事のことも、理解が出来そうじゃありませんか？<br />
上手く、美味しいカロリー過多な料理を作ることは、実は体にとってプラスになるものではない、だから少なく質素なイギリス料理を作り上げた。<br />
これぞイギリス料理の真髄。<br />
ちょっとこじ付けっぽかったかな？<br />
こんな考え方が国民の中に根付いているのがイギリスなのでしょうか？<br />
"伝統"、外から見ると、石頭な人達が持ち続ける古きものといった感じがしますが、ある意味では、普遍的要素を持ち、繋げて行かなければならないものなのでしょう。<br />
僕は好きであります。<br />
イギリスにとってもうひとつ忘れてならないのが"革新"という言葉です。<br />
古きものを大切にしながら、明日への糧になるものを求める。<br />
その為に、文明の進歩をさせる努力を怠らない。<br />
産業革命。<br />
この国からは、いろいろな文明の利器なるものが作られました。<br />
ある時期、いつの間にかに、世界の中心に位置する国になっていた訳です。<br />
対海外戦略。<br />
ある人にいわせれば、海賊行為であるといいますが、果たして日本人にその積極的な行動力が本質的にあったのだろうか？<br />
勿論、国単位での発想からですが。<br />
僕は、こんな生き方をしてきたイギリスが大好きであります。<br />
でも皆さん、ここで考えてみてください！<br />
スケールは多少違うとしても、どこかの国の少し昔にもあったんではないでしょうか？<br />
古きものを大事にし、新しきものを知る。<br />
伝統と革新、それを誇りに持ちながら生きる。<br />
何故か、昔教えられた良きものが、僕達日本人が忘れかけているものが、このイギリスには残っているようで好きなんです。<br />
信じられますか？<br />
共同開発ですが、コンコルドを作った国ですよ！女王陛下の国ですよ！</p>

<p>３．誇りを持つことが精神を平等にさせている。<br />
イギリスという国には階級に近いものが存在しているのですが、何かを成す時、その人の持つ人間としての誇りを尊重するので、行動は平等でいることができるんです。<br />
まァ、そうはいってもイギリス人の友達にいわせれば、人種的差別は職業の中に存在してしまうそうですが。<br />
たまに目にすることがあるのですが、貧しい格好をした人が、精一杯のジャケットを着て、自分よりもアッパーな人と話を交わしている姿を。<br />
相手の目を直視して、背筋を伸ばし、対等でいる姿を。<br />
たまたま今は不遇の状態なだけで、人間として劣る訳ではないと。<br />
人間としての誇り、この人はどんな場所に行こうが、同じ言動をするのだろうと思った瞬間、自分の居方、社会での自分の態度、考えさせられるものがありました。<br />
これはほんの街角での出来事でありますが、イギリス人の持つ誇りを語るには、良い光景であると思います。<br />
媚びなければ上手く進まない日本の社会、頑固であるけれども、それは誇りを持っているが為のものであり、そこには可愛らしささえも持つイギリス人。<br />
そんなイギリスも好きです。</p>

<p>とりあえず急ぎ足で、僕のイギリス感を述べましたが、後日、旅行記としてのイギリスをアップしたいと思います。<br />
もし、アクセスしてくださり、質問がありましたら、掲示板に書き込みしてください。<br />
出来る限り対話をしていきたいと思いますので。<br />
ちょっと長めのテキストでしたが、お付き合いありがとうございました！</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.06.24</p>
]]>
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    <title>オーストラリア１周25,000ｋｍの旅【北部パート４】</title>
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    <published>2009-08-24T06:03:18Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:28:06Z</updated>

    <summary>９日目、トップエンド、カカドゥへ。 ４００ｋｍの寄り道でアボリジーニの聖地を訪れ...</summary>
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        <![CDATA[<p>９日目、トップエンド、カカドゥへ。<br />
４００ｋｍの寄り道でアボリジーニの聖地を訪れてみることにしました。</p>]]>
        <![CDATA[<p>東京都の６倍の面積を持つその聖地には、最古のもので２万年前の絵、Ｘ線画を岩の壁面に見ることができました。<br />
自分達独自の表現方法は、時代を超えたメッセージを感じることができます。</p>

<img src="../images/nt_21_01.jpg" alt="" />

<p>現在はオーストラリア北部に多く住んでいるアボリジーニは先住民だったという証を強く刻んでいたわけです。<br />
そのアボリジーニが多く住むこの地域には、アボリジーニのコミュニティが経営する宿泊施設があります。<br />
ホテル全体に慎ましく誇示しているアボリジーニの文化は、何となく自分達の国における立場に置き換えているようにも思えます。<br />
もっと前面に押し出せば良いのにと思うくらいです。<br />
その夜ディナーの後、テリーの発案で明日の朝アンバングバング湿原へ行って、夜明けを見ながら朝食をとろうということになりました。<br />
その湿原の動物達の初動の情景は素晴らしいというので。</p>
<p>翌朝４時に起床して、日の出が見られることを祈りつつホテルを出発。<br />
ヒンヤリと肌寒く感じる朝、薄手のコートを着て野鳥ウォッチ小屋で眠い目をこすりながら無言で待機。<br />
薄暗い世界の中から聞こえてくる鳥の囀り。<br />
何かの動物が動き出すガサッという音。<br />
徐々に徐々に東の空が明るくなっていき、輪郭が見え始めた湿原。<br />
再び目を東の空に向けると、薄紫から少しずつ赤く変化していく雲。<br />
その空間を遮って飛び立って行く水鳥たち。<br />
その水面をゆっくりこちらに向かってくるワニ。<br />
それに気付いたように水草から飛び立つカワセミの一種。<br />
生きているという実感を抱かせてくれる湿原の１日の始まり。<br />
森の向こうから顔を出して背伸びしている太陽、その顔は段々紅潮していき、周りまで赤く染め上げ、やがて見えるもの全てにエネルギーを吹きあてている。<br />
それを受けたものはヤル気を起こし背伸びをする。<br />
なんて美しい朝なんだろう！<br />
絵には描けなくとも、目に焼き付ける。<br />
なんて素晴らしい１日の始まりであろうか！<br />
こんな贅沢な朝食をとっていいのかなぁと、テリーと同調してしまいました。<br />
やはり、僕たちは運が良いのでしょうか？<br />
そうですよね、いろいろな条件が合致しなければ、こんな朝は迎えられないんですから。<br />
さすがにこの日は少し睡眠をとってから、僕等の好きな『滝』を見に行くことにしました。<br />
ジムジムフォール、高さ２００ｍ、祭壇のような滝。<br />
豪快に落ちてくる水は、見上げていると、怖さより神秘さを感じます。<br />
やはりテリーは滝壷に向かって泳ぎ始めました。<br />
水温は推測するに１０℃以下、野生児テリーちゃん！<br />
寒くないの？と訪ねると、うん、ちょっとだけだって。</p>

<p>１１日目、相変わらずのブッシュファイヤーの中を走り、一路ダウインへおよそ４００ｋｍの旅。<br />
今回は１号線を進むというより、北部の大自然の中を、『人とは何ぞや』なんていう哲学的疑問をぶつけながら走り回ったような気がしました。<br />
勿論、答なんて出てはこないんですけどね。<br />
まぁ、ひとつだけ感じたことといえば、自然が僕に『そんなに急いだ人生を送ってどうするの？』と問い掛けたことでしょうか・・・。</p>

<p class="right">終わり<br />
2002.06.14</p>
<p class="sz80">『ダーウィンの旅』様、補足資料として画像使わせていただきました。ありがとうございました。</p>
]]>
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    <title>オーストラリア１周25,000ｋｍの旅【北部パート３】</title>
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    <published>2009-08-24T05:56:06Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:27:27Z</updated>

    <summary>まず２００ｋｍの舗装道路を南下し、未舗装道路５０ｋｍを走らなければなりません。 ...</summary>
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        <![CDATA[<p>まず２００ｋｍの舗装道路を南下し、未舗装道路５０ｋｍを走らなければなりません。<br />
なぜ、いまさら"未舗装道路"なんていう表現を使うのかといいますと、この道は今までとは随分違うのです。</p>]]>
        <![CDATA[<p>英語でいうコルゲイション＝悪路だったんです。<br />
車の中で自分の体をコントロールできないほど揺れる道なんです。<br />
でも、テリーはその道を楽しむかのように車を走らせます。<br />
本当に上手い運転に、さすがの僕も下を巻いたほどでした。<br />
なぜそこまで道が酷いのかというと、バングルバングルが発見されてからまだ年数が経っていない、つまり開発されていないから？<br />
いや、それだけではありません。<br />
その場所に必要以上の人を入れないということからなのです。<br />
自然は自然でなければいけないんですね。<br />
どこかの国も見習いたいものです。<br />
だって、この辺りは１０年程前に地元の人達にやっと知られたほど未知で貴重なエリアなんだそうです。</p>

<img src="../images/nt_20_01.jpg" alt="" />
<img src="../images/nt_20_02.jpg" alt="" />

<p>３億５千万年前の砂岩の断層が浸食、隆起を繰り返してできた渓谷。<br />
しかも、指で擦れば零れ落ちる壁、その奥にできた巨大ホールの中の自然が作ったアート・ギャラリー、中にいると神経が休まる程の冷えた空気、まさに神の創りし創造物。<br />
その名はカテドラルゴージ。<br />
世界遺産に文句無く指定される究極の景観。<br />
許されるなら数日寝起きしたい場所なんですが、せめて１日だけキャンプを張ることにしました。<br />
でも、テントを設置する場所は、少し離れた指定のキャンプ場です。<br />
しかもその日は乾燥度の比率が高いため、焚き火は禁止。<br />
仕方なく持ち運んだプロパンでのクック、思惑の料理を皆に食べさせることはできませんでしたが、その分、周りの環境が補ってくれて楽しい食事をとることができました。<br />
そしてテントでの就寝、何か蘇りし幼き頃の血の騒ぎ。<br />
こんなことは何十年と忘れていたものでした。<br />
蓄積されていたストレスが溶けていくのが感じられる時間でした。<br />
アボリジーニの言葉を誤解して付けられた地名、バングルバングル。<br />
神秘な場所から今日は、悪路を戻りながらオーストラリア最後の秘境、トップエンド、ノーザンテリトリーに向かいます。</p>

<img src="../images/nt_20_03.jpg" alt="" />

<p>その途中また、テリーのお勧めでクロコダイルファーム（ワニの牧場）に行くことになったんですが、元々ワニが嫌いな僕です、気持ちはとってもブルー、それも相手は凶暴な性格を持つソルトウォータークロコダイル。<br />
その子供のワニが折り重なって寝ている姿、それも数百匹、まるでとぐろを巻いているヘビのようなんです。<br />
早く退散したかったのですが、牧場主のブルイさんがランチを食べて行けというので頂くことになりました。<br />
もうオチはわかると思いますが、出された食事はクロコダイルのステーキ、一瞬『ワーオー！』と奇声を発してしまいました。<br />
でも好意を無にできないのが僕の性格でして、笑顔の下に苦しさを隠して一口。<br />
『・・・・！？』<br />
うまい！<br />
鶏肉のようにさっぱりしていて美味いんです。<br />
でも原型は極力想像しないようにして食べきりました。</p>
<p>食後、ペットを見せたいというので、広場まで付いて行くと、ブルイさんが特殊な口笛でそれを呼んでいます。<br />
すると、かなり遠くから１頭の動物が走ってきます。<br />
なんとそのペットとはバッファローの子供なんです。<br />
子供といっても３００ｋｇくらいはゆうにあるんですが、それが犬のように飛び跳ねてブルイさんにじゃれついています。<br />
そして、頭をブルイさんに押し付けて何かをねだっているんです。<br />
ブルイさんが隠し持っているビールを出すと、口を突き出して飲み始めました。<br />
その可愛さときたら笑いが止まりませんでした。<br />
その次のペットは６０歳のワニ、歳をとりすぎていて口を大きく開けると歯が一本もありません。<br />
想像してみてください、歯無しのワニを。<br />
これも可笑しくて可笑しくてオナカがよじれそうでした。<br />
さらに可笑しなことに、気乗りしなかったクロコダイルファームに３時間いたら、またストレスが飛んで行くのがわかりました。</p>
<p>そんな感覚を楽しんでいると、このファームに滞在しているというアメリカ人が挨拶に来てくれました。<br />
彼は、これからショートトリップで（といってもブルイさんの敷地にある川ですが）釣りをしながら３、４日キャンプをするとのことです。<br />
その時、僕は彼に<br />
『ここはいいところだね。日本にいるとたまらなくストレスが溜まるけど、ここに暫くいたら全て消え失せそうだよ。また訪れたいファームだね。』というと、<br />
『そうさ、ここはそういう場所なんだよ、来たくなったらいつでも来ればいいさ。でもオレはこれが最後になるかもしれないから目一杯楽しんでるんだ。』と。<br />
『最後って？』<br />
『オレはずっとカンサーと闘っていてね、あと半年かな？』<br />
『それじゃぁ、キャンプなんて無理しちゃダメじゃないか』<br />
『大きなお世話さ！これもオレの人生だよ、最後まで一番好きな処にいたいんだ。もしまた会うことができたらここで会おう。じゃぁ、良い仕事と良い旅を、オーストラリアを楽しんでくれ！』<br />
笑いながら出かけたそのアメリカ人のことは、頭から離れることはありません。<br />
なぜなら、ブルイさんも彼のことはアメリカ人ということだけしか知らず、アメリカの何処に住んでいるかも知らないそうです。<br />
さぁ、もっと楽しまなくては！</p>

<img src="../images/nt_20_04.jpg" alt="" />

<p class="clear">想像もできないような素晴らしい時間を経験できた後は、ダウインから３４０ｋｍ南にあるキャサリン渓谷に向かうことにしました。<br />
ここは４～１０月の乾季にしか入ることのできません。<br />
なぜなら、雨季には２０ｍの壁も１５～１６ｍまで水位が上がるそうです。<br />
最高の条件のこの渓谷をカヌーで下る様は、自分に見えなくてもはっきりと俯瞰で想像できるほど、のどかで清らか、清々しく気持ちのいいものでした。<br />
それも素晴らしき友、テリーと歌を歌いながら。</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.05.30</p>
<p class="sz80">『AUSTRALIAN&nbsp;PHOTO&nbsp;GALLERY』、『AUSTRALIA'S&nbsp;OUTBACK』、『Farmオーストラリア大陸をいく』の各様、補足資料として画像使わせていただきました。ありがとうございました。</p>
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    <title>オーストラリア１周25,000ｋｍの旅【北部パート２】</title>
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    <id>tag:www.shiba-toshio.net,2009://5.47</id>

    <published>2009-08-24T05:52:28Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:26:57Z</updated>

    <summary>着いたところは、ミッチェルフォールズという２００ｍの長さがあり、４段になっている...</summary>
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        <category term="自然遊歩道" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>着いたところは、ミッチェルフォールズという２００ｍの長さがあり、４段になっている滝でした。<br />
乾季にもかかわらず、水量豊に流れ落ちる美しい滝。</p>]]>
        <![CDATA[<p><img src="../images/nt_19_01.jpg" alt="" class="flt_l" />これが雨季であったら、どんな光景が目の前に広がるのかと考えずにはいられませんでした。<br />
車で走っている時には、この先に滝があるとは想像もできない平地に、突然地を割いたように出現するなんて、まさに映画のトリック。<br />
是非見せたいといってくれた言葉に納得、単なる風景とはひと味もふた味も違って、目に焼き付いて離れません。<br />
テリーにまたまた感謝！</p>

<p>こんなこともあったので、今日は少しナイト・ドライヴをしなければなりませんでした。<br />
カランブルロードにある、テリーの友達の経営しているドライスデルステイションに向かいます。<br />
暗い夜道といっても、真っ暗で少しアップダウンのある道を、車のライトだけで進むのは日本ではなかなか経験できないことでした。<br />
それも１時間も２時間も限り無いかのごとく。<br />
そんな状況下でもテリーはスムースに車を走らせてくれるんです。</p>

<p><img src="../images/nt_19_02.jpg" alt="" class="flt_l" />安堵感からか、上の瞼と下の瞼がいつの間にかくっついてしまって気持ちよくなっていると、急に赤黄色の世界が瞼の向こうに覆い被さってきたんです。<br />
目的地に到着かと思い何気なく目を開けると、何と車は火の中に向かって進んで行くではないですか！<br />
わおー！山火事だ！<br />
寝ているどころではありません。<br />
どうしよう、テリー車を停めよう、これ以上進むのは危険だよ、戻って連絡しよう。<br />
そんなことを伝えたと思います。<br />
でもテリーは平然として車を走らせ、こちらを向いて笑いながら『ブッシュファイヤー、よくあることさ、大丈夫』と。<br />
ああ、これがブッシュファイヤーなのかと、自分を落ち着かせるのに数分はかかってしまいました。<br />
何故なら思っていたイメージとはあまりにもかけ離れていたからです。<br />
丘が、いや、いくつもの丘が、目に見える丘がずーっと火事なんです。<br />
それも、何も対処しないで自然にまかせて火が消えるのを待っているんです。<br />
山手線の内側の数倍もの広さが燃えていると考えてみてください。<br />
驚かない方が不思議です。<br />
でも暫く見ていると恐怖感は薄れ、すばらしい夜景が心を癒してくれるのには自分でも驚きでした。</p>

<p>そんな交錯した感情、昂ぶりの時の中で今夜の宿に到着しました。<br />
こんな場所に人がいるのか？そう思いつつ到着したので、ドライスデルステイションは温かさを感じさせるには十分なものでした。<br />
何か、オアシスの中にあるドライブインモーテルといった雰囲気を漂わせています。<br />
ハラペコの僕らを迎えてくれたのは、オーナーの家族が作ってくれた温かくハートフルなディナーでした。<br />
久しぶりのご馳走に食の進むこと進こと、それに家族と一緒だったので会話も弾み、時の経つのも忘れる程でした。</p>

<p>翌日、目を覚まして部屋の前を見ると、そこに飛行機の滑走路があるのには驚かされました。<br />
この辺りは、すでに陸の孤島なんだそうです。<br />
１週間に１回、生活必需品が空輸されるのだそうです。<br />
勿論、飛行機といっても小型機ですが。<br />
昨日のブッシュファイヤーのことを話してみると、まだ燃えているんじゃないの？と、まるで関心の無い様子。<br />
この辺りでは日常茶飯事だそうです。</p>

<p>４日で１，０００ｋｍ、オーストラリアにしては少ない移動距離で走ってきたわけですが、今までのような直線の道路が少ない為で、それに自然にできた川、フルッドロードを渡らなければならないこともあり、良い移動をしている方かもしれません。<br />
温かい朝食をとり、コーヒーのおかわりを飲み、さぁ出発！<br />
これから南緯１６度にあるパヌルル国立公園の中にあるカナナラの町で食料の買出しをして、オーストラリア３大奇跡のひとつ、バングルバングルに向かって車を走らせます。</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.05.30</p>
<p class="sz80">『ダーウィンの旅』様、補足資料として画像使わせていただきました。ありがとうございました。</p>
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    <title>オーストラリア１周25,000ｋｍの旅【北部パート１】</title>
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    <published>2009-08-24T05:46:59Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:26:26Z</updated>

    <summary>今回から２ndステージへとシーンは変わります。 ブルームからの出発、今回は北部を...</summary>
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        <![CDATA[<p>今回から２ndステージへとシーンは変わります。<br />
ブルームからの出発、今回は北部を中心にどこまで行けるかにチャレンジです。</p>]]>
        <![CDATA[<p>さて、とりあえず寝袋＆テントをテリーが用意したので、何となく状況を推測しながら車を東へ進ませました。<br />
走ること１時間くらいすると、トレイラーの辺りからガシャガシャと金属のあたる音が・・・。<br />
車を停めてチェックすると連結器が壊れて外れそうになっていました。<br />
さすが名ガイドでスーパー・ドライバーのテリー、自分の工具箱を持ち出してきて３０分程で修理してしまいました。<br />
これくらいのことは朝飯前で、すごい人になるとエンジンまで修理できるそうです。<br />
勿論、我らがテリーはその"すごい人"の中の一人なんだそうです。<br />
そんな話を聞いていたらテリーが今まで以上に頼もしく感じられ、この人に案内してもらっている限り間違いは無いと確信できました。<br />
もし、パースからツアーで自然の中へ行きたい方は、テリーのツアーに参加してみては如何でしょう？</p>

<p><img src="../images/nt_18_01.jpg" alt="" class="flt_l" />話を戻します。<br />
僕らが最初に向かったのは、ブルームから３６０ｋｍの地点にあるウィンジャナ渓谷。<br />
ここは古代の珊瑚礁渓谷です。<br />
３億５千万年前の地殻が隆起してできた断層。</p>

<p><img src="../images/nt_18_02.jpg" alt="" class="flt_r" />そしてその渓谷に生息するフレッシュウォータークロコダイル。<br />
体長２ｍほどのそれほど大きくはない比較的おとなしいワニ。<br />
といってもお腹を空かしている時は近くに行かない方が良いとのこと。</p>
<p>自然の中にいるワニをウォッチするのは初めてなので、興奮してしまいました。<br />
まさに動物だけの世界にいるという、一種独特の空気が漂って来ました。<br />
さぁ、こうなってくると俄然活き活きしてきたテリー、ちょっと寄り道をしたいといい出しました。<br />
ギブリバーロードに入って、あるものを是非僕に見せたいというんです。<br />
どのくらい寄り道をするんだと訪ねると、ほんの少しだけといいます。<br />
だからどのくらいなんだと再度問うと、ほんの１７０ｋｍだと。<br />
つまり、元のポイントに戻るには往復３５０ｋｍは走らなければなりません。<br />
でもすぐそこ（？）だし、それだけの価値はあるよといったかいわないうちに、もう車は走り出していました。<br />
これは果たして寄り道といえる距離でしょうか？<br />
ここはオーストラリア、３５０ｋｍなんて、交通表示の看板にある『NEXT
GAS-STATION３６０km』の域なんです。<br />
この国はお～～きい！、お～～～きい！！</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.05.23</p>
<p class="sz80">『道浪漫』、『オーストラリアで出会った動物たち』の各様、補足資料として画像使わせていただきました。ありがとうございました。</p>
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    <title>オーストラリア１周25,000ｋｍの旅【西海岸パート５】</title>
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    <published>2009-08-24T05:41:13Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:25:52Z</updated>

    <summary>ここまで、１日平均３００km弱の移動でしたが、今日から１号線をしばらくそれて内陸...</summary>
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        <![CDATA[<p>ここまで、１日平均３００km弱の移動でしたが、今日から１号線をしばらくそれて内陸部に行ってみることにしたんです。<br />
今日は、７００～１，０００kmの移動になるかもしれません。</p>]]>
        <![CDATA[<p>パースを出発してから１１日目、疲れもピーク！<br />
でも、この先にとても面白くエキサイトできるものが待っていると信じて出発！<br />
その前に、ここで皆さんが疑問に思っていることにお答えしましょう。<br />
この１０日間、どんなところに泊まっていたのか。<br />
パースから北上してくるここまでのルートは、もちろん観光客も移動するし、そこそこの街もあります。<br />
ですから、メジャーなホテルは無いにしても、小規模ながら快適なホテルやモーテルはあります。<br />
それと、ガソリンスタンドの隣りにある、ガソリンスタンドが経営するモーテル（小さな同じ部屋ばかりですが）。<br />
でも、シャワーはありますよ。<br />
それぞれの部屋に付いていたり、別棟にあったり様々ですけど、それなりに快適です。<br />
あとは、自分達の寝袋をテント中で使って寝てました。</p>

<img src="../images/nt_17_03.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p class="clear">ここで少しオーストラリアのモーテルについて説明しておきたいと思います。<br />
モーテルといっても日本のものとは比較できないほど素晴らしいものです。<br />
基本的には家族で長期に滞在するようにできているので、キッチンがあって料理ができたり、洗濯機、乾燥機があるので毎日の洗濯も楽にできます。<br />
キッチンには皿、包丁、ナイフ、フォークなどなど、料理するための用具はほとんど揃っています。<br />
材料さえ用意すれば、素晴らしいディナーを作ることは簡単です。<br />
２ベッドルーム、リビング、バス、トイレ付きの部屋で、１日１００＄と考えておけばいいんではないでしょうか？<br />
まぁ、地域によりいろいろ条件は違ってきますが、下手な日本のホテルより、広くてきれいで過ごしやすいことは保証します。<br />
でも、オーストラリアの西、北、北東部は例外が多いことにご注意ください。<br />
それと、モーテルは当日電話か、あるいは訪れてもＯＫなのですが、これまでのルートでは前日のリザベーションをお勧めします。<br />
何故なら、もし部屋が無ければ２００～３００km戻るか、野宿しなければなりませんから。<br />
適当に他の部屋を探すというわけにはいきません。</p>
<p>さて、少し１号線を戻りながら内陸部に進むと、地面の色が変化してくるんです。<br />
今までの石灰岩質の白っぽい色から赤色へ。<br />
これがまた何ともいえなく、艶やかで目に焼き付いてプリントされてしまいます。</p>

<img src="../images/nt_17_01.jpg" alt="" />
<img src="../images/nt_17_02.jpg" alt="" />

<p> この赤い部分の地層もまた、数億年前の断層が現れたものなんだそうです。<br />
表現を変えれば、赤銅色の大地への侵入は、原始時代、恐竜の世界へとタイムスリップして行くようです。</p>

<p>ここは、どのガイドブックにも載っていないカリジニ国立公園。<br />
木もまばらに成長していて、これから人類が棲む地球に変わっていくようにも感じられます。<br />
断層の隆起によってできた１００メートル近い渓谷が、遥か彼方へとつながっていくんです。<br />
その渓谷に足を踏み入れ、上を見上げて歩いていくと、もろくなっているプレートが落ちてきます。<br />
２億年近くの積み重ねが、あっという瞬間に崩れてしまう！<br />
そんな光景の中に立っていると、考えさせられてしまいました。<br />
『やっと自分にも自信というものが持てるようになったが、人間の持ってる自信なんていうものは、脆くて、崩れても当たり前なんだ』と。</p>

<img src="../images/nt_17_04.jpg" alt="" class="flt_r" />

<p class="clear">この赤銅の世界のすぐ近くに、砂漠のオアシスの如く、緑の大地、ミルストリーム国立公園があるんです。<br />
真っ赤な世界が、今度は清々しい鮮やかな緑と透明度１００％の河のある景色に！<br />
緑の間を清流が声を弾ませて駆け抜けます。</p>

<img src="../images/nt_17_05.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p class="clear">その近くに、人を仲間としか思わぬ、人を恐れないカンガルーたちがいます。<br />
ナツメヤシ、蓮の花との会話も弾みます。<br />
こんなメルヘンのような世界、これこそ今僕たちが一番探している『癒し』の世界です。<br />
今日は、ディレクター発表の移動距離、７００km近くを遥かに超えて１，０００kmにならんとしていますが、こんな素晴らしい時間をくれたことに感謝、感謝感激。<br />
精神がリフレッシュされて、とてつもない夢を見そうです。</p>

<p>１３日目、そろそろ国道１号線に戻らなければタイムリミットが！<br />
東へと向きを変えて、また白い世界へと。<br />
今回は南緯１８度、ブルームという街を最終地点に決めました。<br />
パースを出てから実走４，０００km、若い芸術家達が集い、その新しい力を育てようとする人たちが住み、一見南方の島のような雰囲気を持つブルーム。<br />
実はこの街、日本人ととても深い関わりのある港街なんです。<br />
２０世紀前半、２，０００人近い日本人が真珠産業に関係していました。<br />
当時は真珠より、ボタンにする貝として採取していたようですが、潜水服を着た日本人の写真が記念館などで見ることができます。</p>

<img src="../images/nt_17_06.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p class="clear">必見は、ブルームから車で２時間くらい、雨季になれば川になってしまう道を揺られて行く、先住民の村にある教会です。<br />
祭壇、壁、窓枠などが真珠貝でできているんです。<br />
その輝きたるや、天国からさしてくる光のようです。<br />
今回の最終地点は神によって導かれたようでした。</p>
<p>今回の道で僕が強く感じたことは、『パースからブルーム』における自然の色の変化の面白さと、身近に大きくて素晴らしい大自然があるということです。<br />
そして、オーストラリア人（スーパーガイドのテリーも含め）を通してですが、自然を大事にする者、愛する者を、自然は決して裏切りはしないという、イギリスの詩人ワース・ワーズの言葉を再認識したような気がします。</p>

<p class="right">終わり<br />
2002.05.01</p>
<p class="sz08">『道浪漫』、『PLAYGUIDE&nbsp;TOUR&nbsp;KS&nbsp;INC』、『PORT&nbsp;HEADLAND』の各様、補足資料として画像使わせていただきました。ありがとうございました。</p>
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    <title>オーストラリア１周25,000ｋｍの旅【西海岸パート４】</title>
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    <published>2009-08-24T05:25:53Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:25:09Z</updated>

    <summary>８日目、今日はちょっと変わった処に寄り道をすることになりました。 でもそこは、オ...</summary>
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        <![CDATA[<p>８日目、今日はちょっと変わった処に寄り道をすることになりました。<br />
でもそこは、オーストラリアという大きな自然を持つ国だからこそできる場所なんです。<br />
４０万トンの真っ白な塩田の山、サングラスをかけていないと目を開けていられない雪山のような白一色の世界。</p>]]>
        <![CDATA[<p>タンピアソルト社のレーク・マクレオド貯塩場。<br />
この地方は雨量が少なく、日差しがとても強いので、大量の塩を作るには好条件なんだそうです。<br />
作るといっても、天日なので海水を引き込んで放置しておけばよいのですが、ここに来て一番面白いことは、天日の経過日数により塩田の色が変化していることなんです。<br />
敷地内に２５枚、１枚が５００メートル四方の塩田があり、この変化もとても面白いのですが、それ以上にひとつひとつの塩田が素晴らしく、感嘆するばかりでした。<br />
エメラルドグリーン、エメラルドブルー、エメラルドパープル．．．etc<br />
これはベータカロチンによる色の変化なんだそうです。<br />
知っていましたか？<br />
日本で消費する４割近くがオーストラリア産だということを。<br />
この塩田はガイドブックには決して掲載されていないと思いますが、ここは必見！<br />
今でも僕の目に焼き付いて離れません。</p>

<img src="../images/nt_16_01.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p class="clear">９日目、前日の塩気を体中に残したまま車の窓を全開にし、南緯２３．５度、南回帰線上にあるニンガルリーフに向かって走りました。<br />
このリーフには、オーストラリアでも１、２位を争うほど美しい珊瑚礁があると聞いて、心を弾ませていたんです。<br />
期待通りでした。<br />
浜にある桟橋からセミ・サブマーシブル・クルーズで珊瑚の夢の世界へ・・・。<br />
えだ珊瑚、キャベツ珊瑚、アスパラ珊瑚、その他２００種類の珊瑚と熱帯魚とのミュージカル！<br />
こんな現実とは程遠い世界なのに、浜辺から１００メートルもはなれていないなんて。<br />
車を駐車した場所からですよ！<br />
だからシュノーケリングを楽しむ人が結構いたりするんです。<br />
親子でこんなに環境の良いところでシュノーケリングを楽しめるなんてうらやましい限りです。<br />
それも大きなウミガメやエイが泳いでいる場所で！<br />
このニンガルリーフも是非訪ねてもらいたい場所です。<br />
どうでしょう、珊瑚の美しさからいえば、ゴールドバリアリーフに勝るかもしれません。</p>

<img src="../images/nt_16_02.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p class="clear">この場所の近くに、まぁ、近くといってもこの国のことですから１００kmぐらいですか、ケープレンジ国立公園というところがあるんですが、ここでOKA[Only&nbsp;Kind&nbsp;Australia]という、西オーストラリアで作られた装甲車みたいな４輪駆動の車に乗って公園を移動したり、ボートで絶滅寸前の有袋類、ブラックフッテッドロックワラビーなんかをウォッチするのも一考です。<br />
そして海岸で素もぐりして、マンタや亀や大きな魚と遊んだ後、浜辺でワインを飲みながらシーフードのバーベキュー・パーティ、疲れたところで満天の星を見ながらシュラフで寝る。<br />
お金があっても、時間を作らなければ、人生を楽しもうという姿勢が無ければ、こんな楽園に足を踏み入れることは無いかもしれませんね？</p>
<p>２，０００kmの移動、疲れが無いといえば嘘になりますが、オーストラリア西海岸は、想像以上にエキサイティングな素晴らしいところです！</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.04.23</p>
<p class="sz80">『EXMOUTH』様、補足資料として画像使わせていただきました。ありがとうございました。</p>
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    </content>
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    <title>オーストラリア１周25,000ｋｍの旅【西海岸パート３】</title>
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    <id>tag:www.shiba-toshio.net,2009://5.43</id>

    <published>2009-08-24T05:18:09Z</published>
    <updated>2010-03-11T11:24:20Z</updated>

    <summary>さて翌日、我等は車を点検し、大量の飲料水をドライブインで買い込んで出発。 ここで...</summary>
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        <![CDATA[<p>さて翌日、我等は車を点検し、大量の飲料水をドライブインで買い込んで出発。<br />
ここでお知らせしておかなければならないことがあります。<br />
特に、西オーストラリアを北上する時には、車の予備タンクを常に満タンにしておかなくてはなりません。</p>]]>
        <![CDATA[<p>何故なら［ NEXT GAS-STATION ］の表示が３００km先だったりするからです。<br />
ですから、水も一人当り約２０リットルくらい確保しておかなければ危険なのです。<br />
そうそう、予備タンクの容量も６０リットルくらいあるんです。<br />
日本の小型車の容量くらいあります。<br />
これには僕もビックリ、さすが大きな国オーストラリア！<br />
でも命に関わることですから、車の点検とガソリン＆水の補充は毎日のお決まりとなりました。<br />
さァー、１日でどのくらい走れるか皆目見当がつきませんが、いざ出発！<br />
何せ撮影しながらの移動でありますから・・・。</p>

<img src="../images/nt_15_01.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p>パースを発って３日目、距離にして２５０km、荒野の墓標といわれるピナクルズへ。<br /> 
２５，０００年前の石灰岩の断層が風や水で削られ、いろいろな形が彫刻のように乱立していて、まるで『彫刻の森』にいるような錯覚に陥ります。<br />
人間の指や横顔、あるいは動物の形をした物、人間の想像では作り得ない造形物が点在しています。<br />
懸念すべきことは、人が自由に入れるので、破壊される可能性が無きにしも非ず、自然が一番恐れるのは、自然の摂理を乱す人間そのものではないでしょうか？<br />
自然の作る造形美は意外性のある芸術を長年にわたって変化させていきます。長い目で見ていきたいものです。<br />
そしてそこから走ること１５０km、パースから４００km、ロブスター漁の集積地ジェラルトンに向かいました。</p>

<p>この港町は、西オーストラリアのロックロブスターを集める最大の加工施設を持ち、年間２７００tを発送しているそうです。<br />
その４０％が日本に送られているそうです。<br />
捕獲方法としては、金網でできた籠に餌を入れ、海に沈めておき数日後に引き上げます。<br />
網にはかなりのロブスターが入っていますが、大きさが測りに満たないものはもう一度海に戻します。<br />
こうして自分達の漁場を守っているんだそうです。<br />
ちなみに、籠の権利は高くてなかなか手に入らないそうです。<br />
それに株の数も決まっていて、もし買うとしたら、オーストラリア＄で１００万ドル以上するんだそうです。<br />
でも、キロ当たりの価格は1,800円以上。<br />
ロブスター御殿を持つ人もかなりいるとか・・・。<br />
そうそう、捕りたてのロブスターに醤油と山葵をつけて食べた味は、今までで最高の味でした。</p>

<img src="../images/nt_15_02.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p>パースを出て５日目、７００km地点にあるシャークベイを目指しました。<br />
国道１号線を走っているとテリーが急に車を止め、音を立てないように前の方に歩いて行くではありませんか。<br />
僕も訳もわからずついて行くと、テリーが黒い塊を手でつかみ、僕の方に差し出してきたので慌ててテリーから離れ距離をおいてその物体を見ると、な、なんと十数年前日本でも脚光を浴びたエリマキトカゲでした。<br />
グロテスクでありながらなんとも愛嬌があり、ヘビほどの拒絶感は無いのですが、テリーがいうように『カワイイ』なんては決して思いません。<br />
よくこんなものを触れるなというのが本音といったところでした。<br />
それにしても、１００キロ以上のスピードで運転しながら数百メートル先の動物を見つけるテリーの視力には、ほとほと感心させられました。<br />
さすがスーパーガイド！！</p>

<img src="../images/nt_15_03.jpg" alt="" class="flt_r" />

<p>シャークベイにあるモンキーマイヤーに朝９時頃到着した我々は、何か不思議な静寂を感じました。<br />
海岸に座って海を見つめている人たちが、何かを静かに待っているのでした。<br />
お互い会話を交わすわけでもなく。<br />
その静けさには、なんともいいようの無い心地よさがありました。<br />
何を待っているのかと尋ねると、イルカを待っているんだという返事。</p>

<img src="../images/nt_15_04.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p>そう、ここモンキーマイヤーはイルカの餌付けで有名なんだそうです。<br />
４０年前、漁師が湾の中に来るイルカに餌を投げたのがきっかけとか。<br />
それ以来、頭の良いイルカは時間になると訪れるとか。<br />
でも、レンジャーさん達は、与える量や時間は厳しく守っています。<br />
何故なら、それをルーズにすると自分で餌を捕る力が無くなり、自然界で生きていけなくなってしまうからだそうです。<br />
砂浜にあるテラスでコーヒーを飲みながら待つこと３０分、『こんな環境で飲むコーヒーの素晴らしさ』、沖の方から３、４頭のイルカの到来です。<br />
だんだん砂浜に近づいてくる様子、そして餌付けの様子を見ているだけで気持ちがゆったりしてきて、自分がドップリと自然の中で呼吸しているんだと感じさせてくれます。<br />
これこそ癒しの時間といえるかもしれません。</p>

<p>走行距離にしてパースから７００km、こんな環境を維持できるのは、人が少ないせいもありますが、自然の中で人間も生きさせてもらっているんだという謙虚さが創り上げていることは間違いないようです。<br />
こんな素晴らしい場所に来ることができたことを神に感謝したいくらいでした。<br />
それから付け加えると、この地区は動物に対する規制が厳しく、勝手に異種類の動物を連れてくることは禁じられているそうです。<br />
このくらいの厳しさがないと、現代では生態系は守れないのかもしれませんね。<br />
なんといっても、人間が一番の破壊者だから。</p>

<img src="../images/nt_15_05.jpg" alt="" class="flt_l" />

<p>モンキーマイヤーから走ること３０分、シェルビーチという砂浜に向かいました。<br />
ここも静かな真っ白な海岸だと思って砂の上に足を踏み出そうとしてビックリ！<br />
なんとそれは砂ではなく小さな白い貝殻のビーチだったんです。<br />
ですから歩こうにも痛くてスムーズに歩けません。</p>

<p>信じられますか？<br />
大きさ５、６mmの白い貝殻が一面にビッシリ、それも深さ１０mにも堆積されていて、幅１００kmにも及んでいるなんて！<br />
そんな海岸ですから、海の透明度ときたら１５０％、そのキレイなことときたら幼児の瞳のよう。<br />
そんな海岸、ビーチに我一人、こんな贅沢があってよいものだろうかと、一瞬笑ってしまいました。<br />
そしてロッドスチュワートの『Sailing』を口笛してしまいました。<br />
我自由なり！<br />
我解放された心もち幸せなり！<br />
この後、デナムというシェルの堆積岩を使って作った家がある街での、とても気分のいいランチタイム。</p>

<p>７日目、パースから１，０００km地点、アリ塚が無数に点在している１号線を爆走！<br />
走りながら考えるに、この国の自然の広大さと、その自然を利用して営むプロジェクトの大きさは、この国の人の持つ、気持ちのおおらかさにつながるのではないかと・・・。</p>

<p class="right">・・・・・続く<br />
2002.04.04</p>
<p class="sz80">『福島幸枝』、『G'&nbsp;day!&nbsp;Australia』、『パースで１年』各様、補足資料として画像使わせていただきました。ありがとうございました。</p>
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